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軟部腫瘍 なんぶしゅよう

軟部腫瘍とは

[症状] 通常、四肢や体幹部の“しこり(腫瘤)”、あるいは“はれ(腫脹)”として気づきます。大きさは、米粒大のものから直径20~30cmを超える巨大なものまでさまざまです。痛み(自発痛や圧痛)を伴うこともありますが、多くは無痛性です。良性が多いのですが、急速に大きくなるものや5cmを超える硬い腫瘍は悪性の可能性がありますので注意が必要です。 [原因・病態] 軟部腫瘍のほとんどは良性ですが、1%程度は悪性で、“軟郡肉腫”と呼ばれます。一般のがんと同様、細胞の遺伝子の異常に伴って発症すると考えられていますが、発症原因は不明です。ごく一部のがん多発家系の人を除いては、基本的には親から子へ遭伝する病気ではありません。 [診断] X線写真では写らないことが多いので、MRIやCTを行う必要があります。そのうえで、腫瘍の一部を採取して顕微速で検査する“生検”が行われ、診断がつけられます。しかし、良性・悪性を含めさまざまな種類があるため診断が難しく、また、不適切な生検で診断がつかないことや、治療上の問題をおこすことがあります。悪性の可能性がある場合には、生検も含めて最初からがんセンターや大学病院など骨・軟部腫瘍を専門とする医師がいる病院で診断と治療を受けることが大切です。 [治療] 診療および前述の検査で良性と判断されれば、すぐに手術をする必要はありません。痛みなどがあったり、腫瘍が増大しているときには、生検術を行うか生検を兼ねた手術(腫瘍切除術)が行われます。悪性腫瘍と判断がつけは、再発を防ぐために腫瘍の周りの正常組織も含めて取り除く“広範切除術”が行われます。必要に応じて、手術の前後に抗がん剤による化学療法や放射線療法が併用されます。

この疾患の概略について書いていますので、詳しくは整形外科医を受診してください。

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