アレルギー性鼻炎とは
[どんな病気?]
体に入った異物(アレルゲン)に対して、体がそれを排除しようと過剰な反応を起こし、くしゃみ・鼻汁、鼻づまりなどが続く病気です。アレルゲンには花粉、ホコリ、ダニ、動物の毛など、さまざまなものがあるといわれています。
[病気の原因]
アレルギー反応とは、アレルゲン(抗原:こうげん)が体内に入ったときに、それを排除しようとする生体の防衛反応です。たびたびアレルゲンが入ると、「抗体:こうたい」が体の中でつくられます。再びアレルゲンが入ったときには抗体がそれに攻撃を開始してアレルギー反応(抗原抗体反応)となって種々の症状が出ます。アレルギー性鼻炎のくしゃみ・鼻汁、鼻づまりといった症状はその産物です。
[主な症状]
熱や咳、のどの痛みもなく、風邪をひいていないのに、くしゃみを連発し、水のような鼻汁がだらだら出てきて、ティッシュペーパーを使わずにいられなかったり、鼻がつまり、眼がかゆくなったり、涙眼になったりします。
国民の20%位、スギの花粉症だけでも13%位の方に見られます。
[検査や治療について]
アレルギー性鼻炎の検査や治療は主に耳鼻咽喉科で行われます。検査では鼻の粘膜の状態を調べた後に、採血して血中の抗体の種類を見たり、さまざまな抗原に対する反応を調べたりします。
治療は、抗アレルギー剤などを用いて発作を抑えたり予防したりするほか、ステロイドという発症を抑える薬を投与(飲み薬や吸引)したり、症状を引き起こす化学物質ヒスタミンの働きを抑える抗ヒスタミン剤を用いたりします。また効果が現れるまで少なくとも2~3年はかかりますが、アレルゲンから抽出した液を少しずつ体に植えつける減感作療法(げんかんさりょうほう)などの治療法もあります。
[予防法]
大切なのは自分の症状のもととなっているアレルゲンを避けることです。ハウスダスト対策としては、部屋の換気をよくしたり、まめに掃除機をかけること。花粉対策では、該当する季節には窓やドアを開け放しにしない、野外での仕事や運動を控える、帰宅したら眼洗い、うがい、鼻をかむなどを行う、ほかにもカビ退治を心がける、ペットを飼わないなどの方法でアレルゲンとの接触を避けることが予防につながります。
日常生活では、ストレスをため込まない、深酒・夜ふかしを避ける、寒暖の差に気をつけるなどの注意点があげられます。自分の症状をよく観察して、病気の原因や治療法を知るようにしましょう。
[受診に適した診療科]
耳鼻咽喉科
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